芸術

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昨日見に行った、内藤礼さんの展覧会

忘れないうちにメモ。

精霊という作品

外に設置された、柱につってある

2本のリボンがかぜに揺られている。その作品に

どこからかトンボがやってきて、作品にしがみついて、揺られて

一部になっていた。

それを鑑賞していたひとも、面白くて笑って コの字じがたに張られた

3面ガラスからお互いに見えるという、鑑賞する人も含めた作品。

15分後にまたみにいくと、トンボが飛び立つ瞬間だった。人はその時だれも

いなかった。

あとで、学芸員の人に聞いたら、ほかの作品も

展示室の外の窓から見えるようになっていて、

そこからのぞいてみてください、

と教えてくれました。

実際のぞいていみると、展示室にいるひとも作品の

一部になっていて、

展示室の中にいる人からは、のぞいている私も作品の一部になっている。

そして流動しているので同じ瞬間は2度ないという、

作品も、ひとも 生き物も 空間にいるすべてのものの存在を

わけへだてなく、肯定している、また、私も含めてすべての存在を

肯定されている感覚。

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